これまで私は、アルバイトといえば寝当直を中心に行っていました。
当直は比較的まとまった収入になるため、勤務医の副業としては定番の働き方だと思います。
しかし、子どもが生まれてから状況が変わりました。
子どもがいると、夜に家を空ける当直は難しくなります。
子どもが急に体調を崩すこともありますし、夫が当直が多い場合はほとんど当直には入れなくなります。
そのため、「自宅でできる医師の仕事はないだろうか」と考えるようになりました。
調べてみると、医師でも在宅でできる仕事はいくつかあります。
特に放射線科医の場合は遠隔読影など、比較的現実的に在宅で働ける仕事もあります。
この記事では、実際に私が調べたり経験したりした内容をもとに、医師が在宅でできる仕事や副業についてまとめました。
在宅で働きたい医師や、副業を探している医師の参考になれば幸いです。
医師が在宅でできる仕事5選
①遠隔読影(放射線科医)
放射線科医の場合、在宅でできる仕事として最も現実的なのが遠隔読影です。
実際に私も遠隔読影の仕事を始めましたが、比較的すぐに仕事を見つけることができ、すぐ収入につながりました。
遠隔読影の特徴は、働き方の自由度が高いことです。
・自分が読みたい件数を調整できる
・時間帯を選べる
・自宅で仕事ができる
通勤がなくなるだけで、生活の負担はかなり軽くなります。
ただし、デメリットもあります。
まず単価はそこまで高くありません。
また、遠隔読影では病院のカルテ情報を十分に閲覧できないこともあり、レポートの質にばらつきが出やすいという課題もあります。
それでも、「自宅で確実に収入を得る」という意味では、最も現実的な在宅ワークだと思います。
CT、MRI以外でも、
・検診の胸部単純写真
・眼底検査
・胃透視
などの読影業務があるため、診療科によっては放射線科以外の医師でも携われる領域があります。
注意点として、放射線科医の場合は読影専門医を取得していないと採用されないケースが多い印象です。
また、遠隔読影は業務委託契約になることが多く、個人事業主として仕事を受ける形になります。
そのため、
・書籍代
・セミナー参加費
・機材費
などを経費として計上できるため、節税面のメリットもあります。
②医療記事の監修
医療記事の監修も、医師が在宅でできる仕事の一つです。
医療メディアや企業サイトの記事内容を確認し、医学的に問題がないかチェックする仕事です。
ただし、この仕事は本名を公開することが前提になるケースが多い印象です。
記事には
「〇〇医師監修」
のように名前が掲載されることが多いため、本名を出すことに抵抗がない人向けの仕事と言えると思います。
仕事自体は探せばありますが、案件を見つけるのは簡単ではありません。
最近では、医療系出版社(例えば、医学生向け教材で有名な出版社など)が教科書作成などの医師を募集しているケースもあります。それぞれ出版社のHPから募集を行っているので興味のある方は応募してみてもいいと思います。
③オンライン診療
オンライン診療は、コロナ禍をきっかけに急速に広がった働き方です。
現在も求人は増えており、特に精神科領域のオンライン診療が多い印象があります。
また、自由診療領域では
・美容皮膚科
・AGA治療
などのオンライン診療も増えています。
これらの分野は比較的単価が高いこともありますが、その分専門知識や経験が求められるケースもあります。私も実際に登録のため面接を受けたことがありますが、全くの素人であったこともあり、不採用になりました。
④医療系ライティング
医療知識を活かしたライティングの仕事もあります。
医療メディアの記事作成や健康コラムなど、医療系コンテンツの需要は年々増えています。
特に、自分の専門分野に関するテーマであれば、医師としての専門性が評価されやすくなります。
ただし、案件は安定しているとは言えず、継続的に仕事を見つけるには少し工夫が必要な印象です。
⑤医師向けアンケート・調査(M3など)
医師免許を持っていると、医師向けのアンケートや調査に参加することができます。
代表的なサービスとしては
・M3
・MedPeer
・CareNet
などがあります。
製薬会社や医療機器メーカーが、新薬や医療機器について医師の意見を調査する目的でアンケートを実施しており、回答するとポイントや謝礼がもらえる仕組みです。
私自身もM3のアンケートには何度か回答したことがありますが、短いアンケートでも数百円〜数千円程度のポイントがもらえることがあります。アマゾンギフト券などの景品に交換することができます。
空き時間にスマートフォンで回答できるため、
・通勤時間
・昼休み
・ちょっとした空き時間
などに取り組めるのが特徴です。
ただし、遠隔読影のように大きく稼げる仕事ではありません。
そのため、副業というよりはちょっとしたお小遣い程度の収入と考えるのが現実的だと思います。
それでも、医師免許を持っているだけで参加できるため、登録しておいて損はないサービスの一つです。
在宅ワークのメリット
医師が在宅で仕事をする最大のメリットは、働き方の自由度が高いことです。
特に大きいのは、通勤がなくなることです。
病院勤務では通勤だけで1時間以上かかることも珍しくありませんが、在宅ワークであればその時間をそのまま自分の時間として使うことができます。
また、在宅ワークは時間の調整がしやすいという特徴もあります。
・自分の空いている時間に働ける
・仕事量を調整できる
・副業として始めやすい
といったメリットがあります。
特に子育て中の医師にとっては、時間の柔軟性はとても大きいと感じています。
子どもが体調を崩したときでも、通勤がないだけで心理的な負担はかなり軽くなります。
在宅でできる医師の仕事を探す方法
在宅でできる医師の仕事は、いくつかの方法で探すことができます。
主な探し方は次の3つです。
・医師転職サイト
・知人からの紹介
・医療系求人サイト
この中でも、医師転職サイトは最も求人を見つけやすい方法の一つです。
医師転職サイトでは、一般公開されていない「非公開求人」を扱っていることも多く、遠隔読影などの在宅案件が掲載されていることもあります。
実際に私も、転職サイトで遠隔読影の求人を見つけたことがあります。
在宅ワークは求人が表に出にくいことも多いため、いくつかの転職サイトに登録して情報を見ておくと、思わぬ求人に出会えることもあります。
まとめ
医師でも在宅でできる仕事はいくつかあります。
特に
・遠隔読影
・医療記事の監修
・オンライン診療
などは、今後さらに広がっていく働き方だと思います。
医師の働き方はこれまで「病院に勤務する」という形が中心でしたが、最近では在宅で仕事ができる選択肢も少しずつ増えてきました。
通勤がなくなるだけでも生活の負担は大きく変わりますし、副業として少しずつ始めることも可能です。
もし今、働き方について少しでも悩んでいるなら、まずはどんな求人があるのかを見てみるだけでもキャリアの視野が広がるかもしれません。
自分に合った働き方を考えるきっかけとして、在宅でできる医師の仕事を知っておくのも一つの選択肢だと思います。


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