医学生や研修医の多くが一度は考えるのが、診療科選びです。
診療科によって
・働き方
・当直の頻度
・収入
・ライフスタイル
は大きく変わります。
特に最近は、
「どの診療科が一番自由に働けるのか」
という視点で診療科を考える人も増えています。
この記事では、働き方の自由度という観点から診療科の特徴を整理してみます。
※あくまで一般的な傾向であり、勤務先や個人のキャリアによって大きく変わることがあります。
医師の働き方ランキング【自由度で比較】
医学生や研修医が診療科を考えるとき、よく話題になるのが「どの診療科が一番働きやすいのか」というテーマです。
もちろん、診療科だけで働き方がすべて決まるわけではありません。
同じ診療科でも
・大学病院
・市中病院
・クリニック
などによって働き方は大きく変わります。
それでも、診療科ごとにある程度の傾向があるのも事実です。
ここでは、
時間の自由度・緊急対応の少なさ・働き方の柔軟性
という視点から、診療科の特徴をまとめてみます。
※あくまで一医師の視点による印象であり、勤務環境によって大きく変わる可能性があります。
1位 放射線科
働き方の自由度という意味では、放射線科はかなり高いと感じています。
最大の理由は、遠隔読影が可能なことです。
画像診断はデジタル化されているため、
在宅で読影を行うことも可能です。
実際に遠隔読影の仕事も増えており、場所に縛られない働き方ができる数少ない診療科の一つです。
もちろん画像診断の需要は年々増えており、勤務中はかなり忙しいこともあります。しかし、働き方の選択肢が多いという点では非常に特徴的な診療科だと思います。
2位 精神科
精神科も比較的自由度が高い診療科と言われています。
最近はオンライン診療が広がっていることもあり、在宅で診療を行うケースもあります。
また精神科は設備投資が少なく、開業しやすいという特徴もあります。
緊急対応も比較的少ないため、働き方の自由度は高いと言われることが多い分野です。
3位 眼科
眼科は
・緊急対応が少ない
・手術が予定手術中心
・開業モデルが確立している
といった理由から、比較的QOLが高い診療科と言われています。
専門性も高く、患者さんから感謝される場面も多い診療科です。ただし、医療訴訟率は比較的高いとも言われています。
4位 皮膚科
皮膚科も緊急対応が少ない診療科として知られています。
また
・美容医療
・自由診療
などを取り入れることで、働き方の幅を広げることができます。
ただし美容分野は競争が激しくなってきており、地域によっては差別化が必要なこともあります。美容クリニックは夜遅くまで診療していることも多く、子育て中の働き方としては勤務先選びが重要になるかもしれません。
5位 麻酔科
麻酔科は患者を長期的に持つ診療科ではないため、働き方を比較的コントロールしやすいと言われています。
また麻酔科医は不足していることが多く、アルバイトの単価が高いことでも知られています。
複数の施設で勤務するなど、比較的自由度の高い働き方が可能な診療科です。
6位 内科
内科はどの地域でも需要があり、医師として働きやすい診療科です。
ただし内科は分野によって働き方が大きく変わります。
忙しい分野
・循環器内科(AMIなどの緊急対応)
・脳神経内科(脳卒中対応)
・消化器内科(腹痛患者が多い)
比較的落ち着いている分野
・内分泌
・膠原病
・腎臓内科(透析中心)
同じ内科でも、専門分野によってQOLは大きく変わります。
7位 耳鼻科・泌尿器科
耳鼻科や泌尿器科も比較的緊急対応が少ない診療科です。
大学病院などの手術が多い施設では忙しいこともありますが、地域の病院やクリニックでは比較的落ち着いた働き方ができるケースもあります。
8位 小児科
小児科は忙しい分野ではありますが、開業医などでは比較的働き方を調整しやすい面もあります。
ただし
・子どもの重い病気
・亡くなるケース
と向き合う覚悟が必要な診療科でもあります。
NICUなどは非常に忙しく、勤務環境によって大きく変わる分野です。
9位 産婦人科
産婦人科はやりがいのある診療科ですが、働き方という意味ではかなり忙しい分野です。
特に産科は
・出産のタイミングが予測できない
・母体と胎児の生命に関わる緊急対応
があるため、夜間の呼び出しも多くなります。
その一方で、生命の誕生に立ち会える特別な診療科でもあります。
10位 外科系
外科系は最も忙しい診療科と言われることが多いです。
特に
・心臓血管外科
・脳神経外科
などは緊急手術も多く、非常にハードな働き方になることがあります。
手術時間も長く体力が必要で、病院に泊まり込む医師も少なくありません。
ただしその分やりがいも大きく、医師の中でも尊敬される分野でもあります。
診療科だけで働き方が決まるわけではない
診療科の特徴はありますが、実際の働き方は
・病院
・地域
・キャリア
によって大きく変わります。
例えば
・産業医
・検診医
・バイト中心の働き方
などは比較的自由度の高い働き方と言われています。
ただし多くの場合は現地に出向く必要があります。
その意味では、オンラインで仕事ができる遠隔読影はかなり特殊な働き方だと感じています。
まとめ
診療科によって、医師の働き方は大きく変わります。
当直や緊急対応が多い診療科もあれば、比較的時間のコントロールがしやすい診療科もあります。また、同じ診療科でも勤務先や働き方によって、忙しさや自由度は大きく変わります。
そのため、「どの診療科が一番楽か」という単純な話ではなく、自分がどのような働き方をしたいのかを考えることが大切だと思います。
さらに、医師の働き方は診療科だけで決まるものではありません。
例えば、
・大学病院
・市中病院
・クリニック
・在宅勤務
・企業勤務
など、キャリアの選択によって働き方は大きく変わります。
診療科の特徴を知ることは大切ですが、それ以上に重要なのは、自分のキャリアをどのように設計していくかという視点です。
働き方の自由度は、診療科だけでなくキャリアの選び方によっても大きく変わっていきます。
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